日本人旅行者がエボラ感染の疑いで入院―インド [社会ニュース]
インドの英字紙ザ・タイムズ・オブ・インディア
の報道によれば、インド東部を旅行中の日本人
観光客がエボラ出血熱の感染の疑いで入院した。
入院したのはカワクボさん(27歳)との報道。
彼女はマレーシア、シンガポール、タイ、ミャンマー
を経由して数日前にインド北東部のマニプル州
からインド入国した後、州都のインパールで、
エボラウイルス感染の兆候を示して入院した。
簡単な検査については全て陰性だったとの事
であるが現在、彼女の血液サンプルは国立
ウイルス研究所に送られ詳しい検査が行わ
れているとのこと。
仮に感染が確認されれば、
「日本人で初の感染者」
となる。
熱が下がっているという情報もあるが、
まだ最終的には未確認の為、隔離病棟
での監視は継続されている様だ。
アフリカに渡航したという報道は出て
いない。
感染した場所や感染源の特定が難しい
状況だが、経由したアジア各国で新たに
発症例が発生すれば、今後のさらなる
事態の深刻化が懸念される。
エボラ出血熱は今もなお西アフリカに
蔓延しており、ギニア・リベリア・シエラレオネ
・ナイジェリア等で感染者や死亡者数
が確認されている。
引用 外務省・海外安全ホームページ
URL http://www2.anzen.mofa.go.jp
【2014年8月23日時点での統計データ】
本情報は2014年10月08日現在有効です。
各国の累計感染者数は以下のとおりです。
・ギニア
死亡406人を含む607人(感染確定:443人、
可能性例:139人、疑い例:25人)
・リベリア
死亡624人を含む1,082人(感染確定:269人、
可能性例:554人、疑い例:259人)
・シエラレオネ
死亡392人を含む910人(感染確定:804人、
可能性例:40人、疑い例:66人)
・ナイジェリア
死亡5人を含む16人(感染確定:12人、
可能性例:0人、疑い例:4人)
10月3日に発表された統計によると、エボラ
出血熱による死者は3431人、感染者は7470人
に達している。
アメリカでも感染者の発見など世界各国での
エボラ感染のニュースが頻繁に報道
されている。
ヨーロッパのスペイン・マドリードのカルロス
3世病院で、エボラ出血熱への治療チーム
の一員だった女性看護師が、感染したこと
が確認されている。
世界的に急拡大の兆候を示しているエボラ熱。
これからも、さらなる世界各国の防疫体制が
不可欠な状態となっている。
そもそも、エボラ出血熱とは?
◇感染経路は?
基本的には体液や血液に触れなければ
空気感染はないと考えられているが、
可能性に関して確実なことは未解明
である。
【2014年8月31日時点での統計データ】
◇死亡率 49.9%
・ギニア 64.1%
・リベリア 51.3%
・シエラレオネ 39.1%
・ナイジェリア 33.3%
◇一日当たりの感染者数
・感染者 約140人
・死者 約70人
◇感染者の割合
・確認 57%
・ほぼ確実 28%
・疑い 15%
エボラに関して日本国内での発症に
ついては厚生労働省は以下のように
説明している。
エボラ出血熱は、インフルエンザなど
とは異なり、主として患者に直接接触
することにより感染すること、流行
地域はアフリカに限定されていることから、
通常の日本人旅行者が現地で感染
するリスクは非常に低いと考えられます。
また、日本国内の医療体制や生活
環境から考え合わせると、日本国内で
エボラ出血熱が流行する可能性は、
現時点ではほとんどありません。
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