エボラ出血熱 の日本での感染は? [社会ニュース]
エボラ出血熱 日本
◇最初の患者は
エボラ出血熱の最初の感染者は感染が広がる
シエラレオネ、リベリアの各国の国境にも近い
ギニア南東部のゲケドゥに住んでいて昨年、
西アフリカの同国で死亡した2歳男児であった
との、最近の研究結果で発表されている。
最近の研究で最初の患者は昨年に死亡した
2歳男児と発表されていますが、大流行が
本格的に始まったのは2014年3月以降と
言われています。
◇現状は
10月10日、世界保健機関(WHO)は西アフリカ
を発生源とするエボラ出血熱の感染者が8日時点
で8399人となり、このうち死者が4033人
に上ったと発表。
西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネ
の3か国で感染による死者は4024人に上り
ナイジェリアでも8人が死亡している。
エボラ出血熱のウイルスは米国や欧州のスペイン
を含め7か国に広がっており、米国ではリベリア
からの1人が渡航者が入国数日後に発症し死亡
している。
この患者の対応に当たった看護師が感染の可能性が
指摘されている。
アメリカでも二次感染が確認されたエボラ出血熱。
ギニア、リベリア、シエラレオネ、3カ国の境界付近
で最初に発生し、現在はアフリカ各地、ヨーロッパ
USA、東南アジア等で発生が確認されています。
エボラという名称の由来は、歴史上はじめて
病体が確認されたアフリカの「エボラ川」と
いう地名から命名。
◇病原体は
エボラ出血熱は、フィロノウィルス科エボラウィルス
を病原体とする急性ウィルス性感染症。
出血熱のひとつ。
ちなみに出血熱とは、様々なウィルス感染の結果、
白血球数が減少したり、精神状態の変調、高熱、
易出血性をきたし死に至る事が多い。
日本でも東京の代々木公園で発生が確認された
デング熱も出血熱の一種である。
◇死亡率
その中で、エボラ出血熱は特に危険性の高い
重症疾患で、致死率は48%。(10月10日発表)
別な報道では50~90%と報道している機関もあり
高い感染症で最も危険なウィルスだと言われて
います。
◇感染源
エボラ出血熱の有力な発症原因はコウモリが感染
の宿主となっているようです。
また別途、アフリカの一部地域では、サルの薫製を
食べる週間があるためサルが原因ではないかという
説もあるようです。
エボラ出血熱の感染経路については空気感染の
恐れはなく、感染者の分泌物や排泄物、唾液など
に接触・飛沫により感染するとされており、
これは死亡した患者からも感染することが報告
されています。
従って、感染者の体液、血液などに触れることで
発症することが特に多い
アフリカでの二次感染の患者が多数発症している
最大原因は衛生状態と、葬儀時に死者の体に触れる
習慣があるためと言われている。
◇エボラ出血熱発症時の症状は?
患者との何らかの接触により感染し、通常7日程度
の潜伏期間を経て、発病は突発的で、発熱、悪寒、
頭痛、筋肉痛、食欲不振などから、嘔吐、下痢、
腹痛などを呈する。
進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、
皮膚、消化管など全身に出血、吐血、下血が
みられ、高確率で死亡に至る。
◇エボラ出血熱の治療法は
現時点では先進国がそれぞれに、独自開発した
治療薬はありますが、世界的に認められた有効な
ワクチンや承認された治療薬はまだありません。
しかし、現段階で最も有効性を確認されている
唯一の方法は、過去にエボラ出血熱に感染し
回復した元患者の抗体(血液や血清)の投与
の治療法だとされています。
実際にアフリカのエボラ出血熱の大流行
した2014年時の現地医療従事者であった
医師(アメリカ人)が感染時に、感染後
回復した元患者の血清を投与され回復
したとのこと。
世界保健機関はこの報告を受けて
「感染後、回復した患者の血液や血清を
有効な治療法」と認定し早急に試すように
との勧告を出しました。
※日本での対応方法について、厚生労働省
が下記の様な発表しており、それを
そのまま引用します。
質問:万一、日本国内でエボラ出血熱の患者が
発生した場合、どのような対応が取られるのですか?
回答:エボラ出血熱は、感染症法において、
マールブルグ病やラッサ熱、クリミア・コンゴ出血熱、
ペストなどの感染症とともに、一類感染症に指定されて
います。
流行地域からの帰国者で、一類感染症に感染した疑い
のある人について医療機関等から連絡があった場合、
国立感染症研究所で迅速に検査を行い、感染の有無を
確認する体制が整備されています。
検査の結果、感染していることが明らかになれば、
患者は感染症指定医療機関に移送され、感染防御対策
の施された病室において適切な医療が公費により提供
されることになります。
質問:エボラ出血熱が日本国内で流行する心配は
ありませんか?
回答:エボラ出血熱は、インフルエンザなどとは異なり、
主として患者に直接接触することにより感染すること、
流行地域はアフリカに限定されていることから、
通常の日本人旅行者が現地で感染するリスクは非常
に低いと考えられます。
また、日本国内の医療体制や生活環境から考え
合わせると、日本国内でエボラ出血熱が流行する
可能性は、現時点ではほとんどありません。
と発表されております。
ただ、個人で海外の感染地等を含んだ場所を
旅行やビジネス等で訪れる場合は感染の可能性は
皆無ではなく、自己責任での対応が必須になりますね。
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