北京国際マラソン 「最悪レベル」PM2.5 強行開催に批判 [社会ニュース]
19日、北京で開催された、国際マラソン大会。
19日、中国の北京で”有害物質のPM2.5”の濃度が、
6段階の最悪レベルとなる中、国際マラソン大会が
開催された。
深刻な大気汚染の影響で、途中棄権するランナー
も相次ぎ、劣悪な環境での強行開催に、批判の
声も上がっている。
19日朝会場のスタート地点では、有害物質「PM2.5」
の濃度が、417マイクログラム/1M3となり、日本の
環境基準の約12倍を観測し、最悪レベルの大気汚染
となってうた。
気象当局は、外出時にマスクを着用するよう
呼びかける状態だった。
本大会には3万人が参加したが、開催日19日は大気
の状態は最悪で、天安門広場の故・毛沢東主席の
肖像画もかすんで見える状態だった。
この様な状況下、主催者側は大会の開催を強行し
たが、参加者の中にはマスクをつけて息苦しそう
に走ったり、早々に棄権するランナーの姿も。
参加者の一人で途中棄権した日本人は、
3kmでリタイアしました、きょうは空気が悪いので、
3kmでやめときます、体調を考えて本当は、もっと
走りたかったんですがと話す。
一人の中国人ランナーは、マスクをつけて走ります
空気のにおいはきついし、のどもやられてしまうので
と話した。
参加したランナー達は、自国の国旗を持ったり、
小さい子供をベビーカーに乗せてゆっくり走ったり、
それぞれの、思いを楽しみながら、北京市内
を駆けて行った。
同大会は、、2時間10分41秒のタイムで
エチオピア人の選手が優勝した。
厳しい環境のもと「PM2.5はきついけど、走る時は
左程影響はありませんでした」、
「来年の開催は、われわれのために、空気のいい日
を選んでほしいです」と完走したランナーたちは
口々に話した。
中国のネット上では、今回の大会について
「これは国家の恥だ」や「3万台の人工空気清浄機だ」
などの書き込みがされるなど、開催を強行した
主催者側に、批判の声が高まっている。
優勝したエチオピア人選手は「こんな大気の中で、
このような成績を出すのは簡単ではない」と
しながらも、また2015年も参加したいと話した。
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